商品の受領と購入者への配送をより迅速に行うために、フルフィルメントセンターの保管スペースを効率的に管理する目的で、在庫保管制限が適用されることがあります。在庫保管制限は在庫容量に基づき(立方メートル単位)、在庫の保管タイプごとに設定されます。現在および今後適用される可能性がある在庫保管制限および使用状況を確認するには、在庫のパフォーマンスダッシュボードおよび納品プランの管理に表示される、保管容量を展開してください。
小口出品アカウントでは、0.28立方メートルの在庫保管制限が設定されています。この値は増減しません。小口出品アカウントには、在庫保管制限の引き上げは適用されません。
大口出品者用アカウントでは、以下の基準に応じて、在庫保管制限が適用される場合とされない場合があります。
大口出品者は、在庫保管制限が適用されていても、標準サイズ、大型、服&ファッション小物、シューズの分類タイプについては、最少スペースである0.71立方メートルを利用できます。
大口出品者は、在庫のパフォーマンスダッシュボードで在庫パフォーマンス指標を確認できます。在庫パフォーマンス指標の詳細については、在庫パフォーマンスのヘルプページをご覧ください。このダッシュボードは、売り上げの拡大とコスト削減について出品者用にカスタマイズされた推奨情報を提供するなど、FBAのビジネスを最適化するための主要なツールです。在庫パフォーマンス指標のスコアは、出品者の在庫管理の状況に基づき、毎週更新されます。
在庫保管制限は、以下を含む複数の要素を基に計算されます。
継続的に高い在庫パフォーマンス指標のスコアを維持する出品者は、在庫保管制限の値が高くなります。この値は販売数と利用可能な在庫スペースに応じて調整されます。次の四半期の在庫保管制限が設定される際は、直近の販売数と前年の季節ごとの販売数が考慮されます。
在庫の保管制限は7つの保管タイプ(標準サイズ、大型、服&ファッション小物、シューズ、可燃物、エアゾール、特大サイズ)に対して適用されます。出品商品が分類されている在庫の保管タイプや使用している立方フィートまたは立方メートルの数値については、在庫健全性管理および在庫健全性レポートで確認できます。
保管容量に保管タイプが表示されていない場合は、その保管タイプには保管制限がありません。
可燃物およびエアゾールの在庫保管制限の調整は、他の保管タイプとは別に処理されます。詳しくは、FBA危険物納品プログラムをご覧ください。
例: 商品の寸法(100 x 60 x 25cm)÷ 1,000,000 = 0.15立方メートル。
FBA在庫保管制限のポリシーでは、在庫レベルが該当の保管タイプに対する在庫保管制限を下回るまで、その保管タイプでAmazonへの納品プランの新規作成を行うことはできません。
たとえば、標準サイズの現在の在庫保管制限が3立方メートルで、Amazonフルフィルメントセンターに5立方メートルの標準サイズの在庫がある場合、標準サイズの納品プランを新規に作成することはできません。ただし、大型サイズの在庫保管制限を下回っている場合、大型サイズの納品プランは作成できます。
在庫保管制限値を超える数量を納品すると、超過分の在庫がフルフィルメントセンターで受領を拒否される場合があります。詳しくは、配送・経路指定要件をご覧ください。
在庫保管超過手数料は、月内のいずれかの日に、いずれかの保管タイプの在庫が在庫保管制限を超えた場合に請求されます。詳しくは、FBA在庫保管超過手数料をご覧ください。
フルフィルメントセンターにある在庫数を減らすには、以下の3つの方法があります。
詳しくは、在庫の返送/所有権の放棄(概要)をご覧ください。
在庫の補充制限と在庫保管制限は、現在出品者のFBAアカウントに適用されている、2つの異なる容量制限です。新しい在庫の納入(補充制限)とフルフィルメントセンターの物理的なスペースの使用率(保管制限)を管理するために役立ちます。
在庫の補充制限は、フルフィルメントセンターに納品できる在庫数を決定し、保管タイプ(分類可能な商品、大型サイズ商品、服&ファッション小物、シューズなど)ごとに設定されます。出品者の過去の販売実績および今後の販売予測に基づいて決定されます。在庫の補充制限は、在庫パフォーマンス指標(IPI)に関係なく適用されます。
在庫パフォーマンス指標のスコアが必要なしきい値を超えている場合、在庫の補充制限に追加の在庫保管制限が適用されることはありません。在庫保管制限は立方メートルで計測され、Amazonフルフィルメントセンターに保管できる在庫の総量を表します。これらの制限は、在庫のパフォーマンスダッシュボードで確認できます。
在庫保管制限は、Amazonフルフィルメントセンターに保管できる在庫の総量です。この制限は在庫のパフォーマンスに直接関連付けられ、セラーセントラルの在庫パフォーマンス指標のスコアに反映されます。
各四半期の終了時に、次の四半期の在庫パフォーマンス指標のしきい値が決定されます。在庫パフォーマンス指標のスコアがこのしきい値を下回っている場合、次の四半期に在庫保管容量の制限が適用されます。各四半期のスコアチェック期間中に在庫パフォーマンス指標がしきい値を上回っている場合、次の四半期で在庫保管に対する制限が適用されることはありません。そのため、長期的に計画し、在庫パフォーマンス指標のスコアを緑色の範囲で維持することが不可欠です(特に各四半期の終了時)。四半期中に在庫の保管容量を引き上げることはできません。
いいえ。保管スペースは購入できません。
いいえ。保管タイプは商品の特性に基づいてAmazonが判断し、商品を正しいフルフィルメントセンターに納品する際に役立ちます。商品の現在の保管タイプを確認するには、在庫健全性管理をご覧ください。商品の保管タイプの分類に誤りがあり(靴がシューズとしてではなく、標準サイズとして分類されているなど)、それが在庫管理に不利な影響を及ぼしていると思われる場合は、商品カテゴリーの変更オプションからAmazonテクニカルサポートにお問い合わせの上、該当するASINをお知らせください。
いいえ。異なる保管タイプ間で在庫を移動することはできません。
大口出品者用アカウントを利用しているほとんどの出品者には在庫パフォーマンス指標が表示されますが、スコアを作成するのに十分なデータがない場合、スコアが作成されないこともあります。これは通常、FBAの新規出品者や、FBA在庫が少ない出品者に該当します。
在庫パフォーマンス指標を初めて取得してから2回の在庫制限サイクルが経過するまでは、在庫保管制限は適用されません。
在庫パフォーマンス指標のグラフの下にある詳細情報を表示をクリックすると、在庫パフォーマンス指標を最初に取得した日付を確認できます。ここでは、パフォーマンス指標の履歴が表示され、グラフの上に最初の在庫パフォーマンス指標のスコアを取得した日付が表示されます。
ほとんどの出品者は、最初の在庫がFBAで受領されてから約15週間後に初回の在庫パフォーマンス指標を取得します。
在庫管理の推奨情報については、在庫のパフォーマンスダッシュボードをご覧ください。
手持ち在庫に影響する要素(余剰在庫、販売率、有効な出品情報がないFBA在庫など)については、一括処理機能があります。ここでは、CSVファイルをダウンロードしてアップロードすることで、品揃え商品の最新レポートのダウンロードや、確認およびアップロードをすることができます。セラーセントラルでは、個々の指標の進捗状況と過去4週間の指標の推移を追跡できますが、今後の推移の予測は提供されません。そのため、アクションの効果を測定するためには、出品者自身がアクションの監視を行い、個々の在庫パフォーマンス指標の進捗を記録することをお勧めします。
在庫パフォーマンス指標のダッシュボードには、以下の4つのカテゴリーのパフォーマンスバーが表示されます。
濃緑色の指標(非常に良い)は、必ずしも赤、薄緑色、黄色の指標を補うものではありません。いずれかの指標が濃緑色を下回っている場合は、濃緑色に改善することを目指してください。