EUの要件: 規則(EU)305/2011はEUの建設資材規制(CPR)であり、EUにおける建設資材の使用および販売について規定しています。
Amazon EUのウェブサイトに出品する場合、出品者にはいずれのEUの建設資材要件も遵守する責任があります。
EUの要件について詳しくは、後述の内容をご覧ください。
UKの要件: ブレグジット移行期間終了(2020年12月31日)まで、CPRはUKにおける建設資材の使用および販売について規定します。
ブレグジット移行期間終了(2020年12月31日)後、建設資材には建設資材(改正等)(EU離脱)規則2019(SI 2019/465)が適用されます。
いずれの制度も、建設資材を使用する作業者および建設作業の利用者の健康と安全を守ることを目的としており、部品や材料のリサイクルや再利用の要件が含まれます。要件には、建設資材の設計と製造における安全目的、ラベル表記要件、該当する適合性評価手順が含まれます。また、製造業者、輸入業者、販売業者の義務も規定されています。
出品者が建設資材を製造、輸入、または販売している場合は、いずれの制度も遵守する必要があります。商品には、販売する地域によって異なるルールが適用されます。
ブレグジット移行期間終了後に、UKのサイトに加えてAmazon EUのウェブサイトに出品する場合、出品者にはUKおよびEUのいずれの建設資材要件も遵守する責任があります。
UKの要件について詳しくは、後述の内容をご覧ください。
商品に関する法律および規制について懸念事項がある場合は、法律顧問に相談することをお勧めします。この資料は、あくまでも作成時点での位置付けを反映するものであり、特にブレグジットが進展中であることを考慮すると、EU全域およびUKにおける要件は変更される可能性があります。移行期間の終了後にご自身に影響する可能性のある変更について詳しくは、UKブレグジットガイダンスの最新版(後述)でご自身の出品商品についてご覧ください。
CPRはEUで販売される建設資材、つまり、EUで製造され、販売用に提供されるあらゆる商品またはキットに適用されます。これらは建造物またはその一部に永久的に組み込まれます。建設資材の性能は、建設作業のパフォーマンスに影響します。
CPRの対象となる建設資材例には、セメント、窓、スクリード、タイル、レンガ、ドア付属品が含まれます。
CPRには、建設資材の製造業者、認定代理人、輸入業者、販売業者に対する義務が規定されています。
製造業者の責任には、以下が含まれます。
輸入業者の責任には、以下の点について確認することが含まれます。
販売業者の責任には、以下の点について確認することが含まれます。
製造業者は、建設資材に以下の表記があることを確認する必要があります。
輸入業者は、建設資材に以下の表記があることを確認する必要があります。
販売業者は、以下を行う必要があります。
また、建設資材には、エンドユーザーと当局にわかりやすい言語で記述された使用方法や安全に関する説明書を添付する必要があります。
販売業者は、CPRの要件に適合しない可能性がある建設資材を販売してはなりません。建設資材に安全上のリスクがある場合、販売業者は、製造業者または輸入業者、および当局にその旨を通知する必要があります。
製造業者、輸入業者、販売業者は、対象の建設資材を規則に適合させるために必要な是正措置を直ちに講じ、必要に応じて出品の取り下げまたはリコールを行う必要があります。
建設資材に安全上のリスクがある場合、製造業者、輸入業者、販売業者は、商品を出品した加盟国の管轄当局に速やかに報告し、不適合の内容および実施した是正措置に関する詳細情報を提供する必要があります。
製造業者、輸入業者、販売業者は、国内管轄当局からの合理的な要求に応じて、建設資材がCPRに適合していることを実証するために必要なすべての情報と文書を書面または電子形式で提供する必要があります。また、管轄当局から要請があれば、当該商品に関連したリスクを排除するための措置に協力する必要があります。
EUの建設資材要件について詳しくは、欧州委員会のウェブサイトをご覧になることを強くお勧めします。
制度はUKで販売される建設資材、つまり、UKで製造され、販売用に提供されるあらゆる商品またはキットに適用されます。これらは建造物またはその一部に永久的に組み込まれます。建設資材の性能は、建設作業のパフォーマンスに影響します。この規定はグレートブリテン(イングランド、スコットランド、ウェールズ。以下「GB」)と北アイルランドでは異なる方法で適用されます。北アイルランド(以下「NI」)での位置付けについて詳しくは、後述の内容をご覧ください。
制度の対象となる建設資材例には、セメント、窓、スクリード、タイル、レンガ、ドア付属品が含まれます。
制度には、建設資材の製造業者、認定代理人、輸入業者、販売業者に対する義務が規定されています。
製造業者の責任には、以下が含まれます。
輸入業者の責任には、以下の点について確認することが含まれます。
販売業者の責任には、以下の点について確認することが含まれます。
製造業者は、建設資材に以下の表記があることを確認する必要があります。
輸入業者は、建設資材に以下の表記があることを確認する必要があります。
UK政府は、2022年12月31日まで、GB輸入業者のトレーサビリティ情報を提供する代替手段に関するガイダンスを公開しています。このガイダンスへのリンクについては、以下の「ブレグジット: UK政府によるガイダンス」セクションをご覧ください。
販売業者は、以下を行う必要があります。
また、建設資材には、エンドユーザーと当局にわかりやすい言語で記述された使用方法や安全に関する説明書を添付する必要があります。
北アイルランド議定書により、2021年1月1日以降、NI(北アイルランド)には異なる規則が適用されます。具体的には以下のとおりです。
販売業者は、制度の要件に適合しない可能性がある建設資材を販売してはなりません。建設資材に安全上のリスクがある場合、販売業者は、製造業者または輸入業者、および当局にその旨を通知する必要があります。
製造業者、輸入業者、販売業者は、対象の建設資材を規則に適合させるために必要な是正措置を直ちに講じ、必要に応じて出品の取り下げまたはリコールを行う必要があります。
建設資材に安全上のリスクがある場合、製造業者、輸入業者、販売業者は、UKの管轄当局に速やかに報告し、不適合の内容および実施した是正措置の詳細情報を提供する必要があります。
製造業者、輸入業者、販売業者は、UKの管轄当局からの合理的な要求に応じて、建設資材が規制制度に適合していることを実証するために必要なすべての情報と文書を書面または電子形式で提供する必要があります。また、管轄当局から要請があれば、当該商品に関連したリスクを排除するための措置に協力する必要があります。
UK政府は、ブレグジット後に適用される、GBおよびNIでの建設資材の販売に関するガイダンスを公開しました。このガイダンスでは、2021年1月1日から適用される法令遵守要件に関する以下の情報が、GBで建設資材を供給する出品者に提供されています。
このガイダンス(以下のリンクを参照)と、商品に適用される、UK政府による他のガイダンスを確認することをお勧めします。2021年1月1日以降に商品に適用される法律および規制についてご不明な点がある場合は、法律顧問に相談してください。
UKの建設資材要件について詳しくは、以下のUK政府ウェブサイトをご覧になることを強くお勧めします。
前述のブレグジットのガイダンスについては、こちらをご覧ください。
また、UKのプロダクト・コンプライアンスの規則に関するガイダンスが記載されているBusiness Companionのウェブサイトもご覧になることをお勧めします。