商品間に親子関係(バリエーション)を設定すると、購入者にとって、閲覧中の商品に複数のオプションがあることがわかりやすくなります。たとえば、Tシャツに複数のサイズと色がある場合、親商品はTシャツ(半袖、コットン、クルーネック)で子商品は親商品のバリエーション(ピンクのTシャツ、XXXLサイズのTシャツ)になります。詳しくは、バリエーション関係をご覧ください。
また、ファイルのチェック機能を利用すると、在庫ファイル内のバリエーションの組み合わせを自動的に検出できます。
たとえば、購入者がAmazonでTシャツを検索したところ、10点の商品が見つかったとします。それぞれのTシャツに3つのサイズと2種類の色があった場合、1つのTシャツにサイズと色の異なる6種類の商品が存在することになります。つまり、10点の商品全体としては、検索条件に一致する商品は60種類(6x10)あることになります。そこで、Amazonでは60種類の商品すべてを検索結果に表示する代わりに、親子関係を使用して同じような商品をグループにまとめて表示します。そのため、カタログの検索結果に表示される商品は「Tシャツ」の1点のみとなり、商品のバリエーション(サイズおよび色)は商品詳細ページに表示されることになります。
親商品には、バリエーションテーマがありませんが、画像に親商品や、特定のサイズや色の情報を含めることができます。親子関係の要素のヘルプトピックでは、親商品に、赤のMサイズのTシャツの写真を使用しています。購入者が検索しやすいよう、商品の一般的な画像を使用することをお勧めします。
すべてのカテゴリーで親子関係を設定できるわけではありませんが、出品商品に適切なバリエーションテーマがある場合は、親子関係を必ず設定してください。
ビューティーカテゴリーで口紅とハンドローションを販売するとします。テンプレートを見ると、ビューティーカテゴリーには色のバリエーションを設定することができますが、香りのバリエーションを設定することはできません。口紅は色のバリエーションがあるため、親子関係を設定する必要があります。一方、ローションはさまざまな香りの商品がありますが、該当するバリエーションテーマがないため、この場合は親子関係を設定できません。
すべての商品に有効なバリエーションを設定できるとは限りません。商品に有効なバリエーションを設定できるかどうかは、次を参考に判断してください。
親子関係は以下の3つの要素で構成されます。
親商品は、子商品に共通する特徴を示す商品です(Tシャツなど)。親商品は商品データの一部ですが、それ自体を販売することはできません。Amazonのカタログでは、子商品間の関係を表すために親商品が使用されています。たとえば、2種類のシャツの親商品が同じ場合、それらは子商品と見なされます。
子商品は親商品のインスタンスです。1つの親商品に複数の子商品を関連付けることができます。それぞれの子商品は、サイズやカラーなどが異なります。
バリエーションのテーマでは、関連商品の違いを定義することで親子関係を設定します。たとえば、服&ファッション小物カテゴリーの場合、それぞれの子商品はサイズやカラーが異なります。ハイブリッドバリエーションテーマを設定することもできます。たとえば、服&ファッション小物カテゴリーでは、サイズとカラーの組み合わせによるバリエーションに対応しているため、バリエーションのテーマとして「SizeColor」を指定できます。対応している親子関係については、在庫ファイルで対象のカテゴリーを確認してください。