パフォーマンスのコーチング

Amazonが納品を受領すると、ラベルの貼付や梱包のエラー、数量の不一致、安全性に関する問題など、納品に関する問題を特定することがあります。そのような場合、今後このような問題を防ぐため、出品者への通知を行います。

サプライチェーンにおいて1回限りのミスが起こりうることは認識していますが、特定のFNSKUまたはASINで問題が繰り返し発生する場合は、修正が必要なパターンを示している可能性があります。このような場合、Amazonは、出品者が問題を理解して修正できるようにコーチングを提供し、特定の商品の配送機能の停止や、必要なAmazon梱包サービスに対する納品不備受領作業手数料などの潜在的な影響を回避できるようサポートします。

納品に関する問題を確認して理解するには、納品不備レポートを確認し、一部商品の新規納品停止のお知らせとフィードバックをご覧ください。

Amazonでは、過去120日間の納品の問題発生率を問題グループごとに測定し、問題履歴に基づいてパフォーマンスコーチングレベルを割り当てます。パフォーマンスコーチングレベル（軽微、悪化、重大）は、出品者の問題発生率と許容される問題発生率を比較して判断されます。

「許容される」問題発生率は、問題グループで許容される問題のうち、最も高い割合です。許容される問題発生率は、同規模の他のFBA出品者との比較など、複数の要因によって決まります。コーチングレベルは、問題グループごとのパフォーマンスによって異なる場合があります。

出品者の問題発生率が一定期間、許容される問題発生率を超えた場合、その問題グループのコーチングが次のレベルに引き上げられることがあります。

• 軽微： 出品者の問題発生率が許容される問題発生率を下回っているか、許容される問題発生率を上回る状態が21日未満の場合。
• 悪化： 出品者の問題発生率が許容される問題発生率を21日以上超え、Amazonによって、許容される問題発生率から21日以上後に作成された納品に関する不備が確認された場合。
• 重大： 出品者の問題発生率が、「悪化」に変更されてから21日以上経過しても、許容される問題発生率を超え続け、「悪化」のステータスの状態で、許容される問題発生率を上回る状態から21日目以降に作成された納品に関する不備が、Amazonにより特定された場合。

「悪化」または「重大」にエスカレーションされた日から120日目以降に問題発生率が改善され、「許容される」問題発生率を下回った場合、出品者のレベルは「軽微」に引き下げられます。120日間に在庫を納品した出品者のみが、コーチングレベルの引き下げの対象となります。

以下の手順に従って、問題発生率、許容される問題発生率、コーチングレベル、各レベルの基準を確認します。

1. 納品プランの管理ページで、問題がある納品の右側にある納品の追跡をクリックします。
2. 概要ページで、問題タブに移動します。
3. 詳細を表示をクリックし、コーチングの詳細までスクロールして、問題発生率と特定の問題グループの許容される問題発生率を確認します。

Amazonでは、以下の問題発生率を120日間で計算します。

• 問題発生率（配送レベル）： 問題のある納品数を発送された納品の総数で割った値
• 問題発生率（商品レベル）： 問題のある商品数を出荷した商品の総数で割った値

商品レベルの梱包とラベルの貼付に関する問題発生率は、商品レベルで計算されます。

安全性に関する問題発生率は、発生回数によって決定されます。許容される安全性に関する問題発生率は0です。商品に関連する安全上の問題に対する問題発生率は商品レベルで計算され、その他すべての問題の発生率は配送レベルで計算されます。

各輸送箱レベルのラベルの貼付に関する問題発生率は、配送レベルで計算されます。

その他の問題については、今後の再発防止に向けて、FBAがセラーセントラルで出品者に通知します。問題について詳しくは、納品不備一覧をご覧ください。