追跡可能率は、出品者出荷で出荷した注文において、出荷済みのすべての注文に対して、有効なお問い合わせ伝票番号が入力された注文数の割合を測定するパフォーマンス指標です。この指標は、注文した商品がどこにあり、いつ受け取れるかを知りたいという購入者の期待にどれだけ応えているかを示すものです。2021年7月15日以降、出品者出荷の出荷通知を送信するために、追跡可能な配送方法を使用して、注文にお問い合わせ伝票番号を入力する必要があります。
お問い合わせ伝票番号を入力すると、どのような利点がありますか?
すべての出荷に有効なお問い合わせ伝票番号を入力すると、以下のような利点があります。
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購入者からの問い合わせ件数の削減 : 購入者からの問い合わせは、およそ40%が配送のステータスに関連しています。購入者が配送状況を追跡できない配送では、配送状況を追跡できる配送よりも、問い合わせ件数が35倍も多くなっています。お問い合わせ伝票番号を入力することで、配送状況に関する問い合わせに対応する時間を軽減できます。
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注文不良率の軽減: お問い合わせ伝票番号が入力されておらず購入者が配送状況を確認できない配送は、配送状況を確認できる配送よりも1.7倍も注文不良率が高くなっています。
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Amazonマーケットプレイス保証申請による保護: お問い合わせ伝票番号が付いていないために荷物を追跡できない場合、出品者は「未配達」フィールドのAmazonマーケットプレイス保証申請に不服を申し立てることができません。お問い合わせ伝票番号を付けて配送状況を追跡可能にすることで、こういった不必要な損害を回避することができます。
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出品者に対する評価の改善: 配送状況を追跡できるようにすると、出品者に対する購入者の評価は高くなる傾向があります。
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商品の紛失による出費の削減: 追跡サービスを利用すると、配送中の商品の紛失による出費を大幅に削減できます。配送中に商品の紛失が起きた場合、出品者は、お問い合わせ伝票番号を使用してどの時点で商品が紛失したかを追跡し、責任を問うことができます。
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コンバージョン率の向上: 出荷全体の98%でお問い合わせ伝票番号を使用し、期日内配送率が97%以上であれば、出荷作業時間と配達予定日の設定を短縮できる利用資格が得られます。これによって、コンバージョンと売上が向上することが実証されています。
1つのカテゴリーで追跡可能率が95%未満に下がった場合、アカウントは一時停止されますか?
いいえ。アカウントが一時停止されることはありませんが、ポリシーで必要とされている95%の追跡可能率を提供しない場合、対象となるカテゴリーの出品者出荷ネットワークの出品が一時停止されることになります。FBA商品の出品は継続することができます。出品が一時停止された場合は、パフォーマンス改善計画を提出して出品権限の回復を申請できます。申し立てが承認されると、対象となるカテゴリーの出品者出荷の出品が再開されます。
Amazonにお問い合わせ伝票番号を提供できる配送会社を教えてください。
Amazonが現在お問い合わせ伝票番号をサポートしている配送会社は、追跡可能率(VTR)のヘルプページで確認できます。2021年8月19日以降は、Amazon指定ではないその他の配送会社も含め、出荷通知を送信ページのドロップダウンボックスからも選択できるようになります。注文、注文管理、出荷通知を送信の順にクリックすると、出荷通知を送信ページに移動できます。
Amazoの指定配送会社の一覧については、追跡可能率(VTR)のヘルプページをご覧ください。
Amazonは、お問合せ伝票番号が有効かどうかをどのように検証するのですか?
Amazonは、出荷通知時に入力されたお問い合わせ伝票番号を使用して配送会社に配送状況を問い合わせます。お問い合わせ伝票番号は、一度でも配送会社による物理的なスキャン記録があれば有効と見なされます。
荷物にお問い合わせ伝票番号が付いていますが、追跡可能レポートでは、有効な追跡情報がないと表示されます。どうすればよいですか?
荷物に有効な追跡情報がない場合は、有効なお問い合わせ伝票番号のレポートの「有効なお問合わせ伝票番号あり」の列に「なし」が表示されます。お問い合わせ伝票番号をアップロードしていても、未確認のマークが表示される場合、以下の原因が考えられます。
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お問い合わせ伝票番号は正しいが、出品者が指定した配送会社に関連付けられていない。 たとえば、配送にDHLを使用しており、配送会社名欄に「FedEx」と入力した場合、そのお問い合わせ伝票番号は未確認としてマークされます。
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サポートされていない配送会社を使用した。そのため、Amazonではお問い合わせ伝票番号のステータスを確認できません。
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商品が到着した後にお問い合わせ伝票番号がアップロードされた。この場合、購入者が使用できなかったことになるため、追跡可能率の指標にはカウントされません。
荷物の配送会社名とお問い合わせ伝票番号が正しく入力されていることを確認してください。お問い合わせ伝票番号は、荷物が届けられるまで、注文管理から変更、再入力、更新することができます。この変更は、72時間以内に指標に反映されます。
「有効なお問い合わせ伝票番号あり」の列に「なし」と表示される梱包がある場合は、Amazonがサポートする配送会社のお問い合わせ伝票番号が正しいことを確認し、もう一度お問い合わせ伝票番号を送信してください。それでも問題が解決しない場合は、Amazonテクニカルサポートにお問い合わせください。
注: ゼロ幅スペースでの入力となるため、配送会社のウェブサイトからお問い合わせ伝票番号をコピーしたり貼り付けたりしないでください。出品者は発送を確認する際に、お問い合わせ伝票番号を手動で入力する必要があります。
追跡可能率レポートの「有効なお問い合わせ伝票番号あり」の列の「なし」とはどういう意味ですか?
Amazonのシステムが、出品者が注文に対して入力した追跡情報の最新情報を配送会社から受け取っていない場合、不備レポートのその注文のI列(「有効なお問い合わせ伝票番号あり」)に「なし」と表示されます。これは次の場合に発生します。
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追跡情報のフィールドが空欄になっている。
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追跡情報にシステムが認識できない特殊文字(句読点など)がが入力されている。
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配送後に出荷通知を送信した。
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Amazon指定の配送会社から情報を受け取っていない。
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サポートされていない配送会社を使用した。
入力済みの追跡情報の誤りを修正する方法についての詳細は、以下のお問い合わせ伝票番号を編集するにはどうすればよいですか?セクションをご覧ください。
キャンセルされた注文がレポートに表示されるのはなぜですか?
キャンセルされた注文がレポートに表示されるのは、配送会社に荷物が届く前に出荷通知を行ったためです。出荷通知を行った時点で購入者のクレジットカードに料金が請求されるため、注文はキャンセルされたと見なされません。このような種類の注文をキャンセルするには、購入者に返金する必要があります。このような混乱を避けるため、配送会社が荷物を受け取った後に出荷通知を送信することをおすすめします。
お問い合わせ伝票番号はどのように修正できますか?
注文>注文管理で追跡情報を編集できます。詳細検索に注文番号を入力します。正しい注文を見つけたら、出荷情報を編集をクリックして、修正したお問い合わせ伝票番号を入力します。
レポートと指標に変更が反映されるまでには72時間ほどかかります。